
私たちが、普段何気なく食べているチョコレートはただ美味しいだけじゃないんです。
チョコレートは、カカオから作られますがその歴史は古く、紀元前2000年頃まで遡ります。
古代メキシコでは「神の食べ物」とされ、16世紀の初めには”不老長寿の薬”として扱われます。
カカオ豆を煎り潰して、ドロドロにした「ショコラートル」(苦い水という意味)が飲まれていました。
神の食べ物「カカオ」には様々な健康効果が知られています。しかし、市販のチョコレートを買うときは注意も必要ですので健康効果と選び方について説明します。
カカオの起源
カカオは熱帯地域を原産とする植物で、その果実の中にある種子がカカオ豆。
これがチョコレートの原料になります。
カカオは、古くはマヤ文明の頃から食べられていたと言われています。しかし当時は、現在のようなお菓子ではありませんでした。
カカオと薬草と混ぜあわせて「歯痛・喉の炎症・胃腸・肝臓病・解熱・毒消し」などの万能薬として使われていました。
その後、ヨーロッパに渡り「滋養強壮・疲労回復」に効果があるとされ、ヨーロッパ全土に伝えられるようになります。
チョコレートの栄養成分
チョコレートに含まれる成分は「カカオマスポリフェノール」「テオブロミン」「オレイン酸」「リグニン」などで、その他「食物繊維・ビタミン・ミネラル類」も多く含まれています。
この中で、特に注目されている成分がカカオマスポリフェノールです!
カカオマスポリフェノール
※参考:株式会社明治
1)高血圧予防
カカオ・ポリフェノールには、血管を広げて血圧を下げる効果があり、高血圧予防が期待できます。
2)動脈硬化予防
血液をサラサラに保つはたらきがあり、動脈硬化のリスク低減に効果的といわれています。
3)アンチエイジング効果
優れた抗酸化作用があり、老化や病気の元となる活性酸素を除去してくれる働きがあるといわれています。
4)アレルギーの抑制
アレルゲンに対して抗体がつくられるのを防ぎます。また、肥満細胞からヒスタミンが放出されるのを防いで、アレルギーの発症を防ぎます。
テオブロミン
カフェインの仲間であり苦味成分です。ただし、神経を興奮させる作用は弱いです。
大脳皮質に作用し、集中力や記憶力を高めたます。
こちらの記事では、脳を活性化させる三大暗記フードのひとつとしてチョコレートに触れています。
また、自律神経を調節してリラックスさせる効果があります。
その他、血圧や血糖値の降下作用、強心作用や利尿作用もあります。
テオブロミンとは「神の食べ物」という意味です。
また、高カカオチョコレートは、三大暗記フードにばれています!
オレイン酸
血液中の悪玉コレステロールを減らし血液をきれいにします。
また、動脈硬化や高血圧を予防する働きがあります。
その他、胃腸の機能を改善をする働きもあります。
リグニン
腸のぜん動運動を活発にすることで、便通を良くして腸内環境を整えます。
8つの健康メリット
チョコレートを食べると、集中力や記憶力が高まるということが脳波や学習実験から実証されています。
また、相関関係ではありますがチョコレート消費量が多い国はノーベル賞の受賞者数が多いです。
※出典:Messerli
上記と重複しますが、チョコレートの”8つの健康メリット”がこちらです。
アレルギーの発症には過剰に作られる「活性酸素」が関わっています。この活性酸素を生み出すさまざまな因子の働きを抑制することが報告されています。
アミロイドβタンパク質の異常凝集を抑制する効果が認められています。
チョコレートの選び方
カカオには抗酸化力のあるポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは体に良いことは知っていても、チョコレートには体に良くない成分も多く含まれています。
それは、白砂糖と添加物です!!
白砂糖は万病の元です!
血液を酸化させ、カルシウムやミネラルを奪いさらに中毒性もあります。
白砂糖はガンのエサでもあります。HIDEOUT
チョコレートに含まれている代表的な添加物は
- 植物油脂
- 香料
- 乳化剤
- アスパルテーム
- スクラロース
などがあります。
合成甘味料は、白砂糖よりも危険で「リンパ腫・脳腫瘍・白血病」の原因にもなりますので大変危険な添加物といえます。
選ぶ際は、高カカオチョコレートで添加物が少ない物を選ぶようにしましょう!
◎おすすめのチョコレート
甘くておいしいチョコレートはとても魅力的です。しかし、決して体に良くありません。健康的なチョコレートとしては、カカオ含有率70%以上のハイカカオチョコレートがいいでしょう。
美容と健康のために、ちょっとビターなチョコレートを選んでみてはいかがですか?