梅干しが持つすごいチカラ!

梅干しは、夏バテや食中毒予防などの効果があります。

しかし、それだけではなく梅干しには様々な効果・効能があるんです。

古来より日本人の食を支えてきた梅干しの「効果・効能」と、梅干しのパワーを半減させないための選び方について紹介します!

梅干しの効果・効能

昔から、梅干が持つ様々な効果・効能の働きを知っていた先人たちは、生活に取り入れ役立てていました。

梅干しは「一日一粒で医者いらず」と、昔から言い伝えられている伝統的な健康食品です。

たんなる民間薬ではなく、健康効果が科学的に立証されています。

本来人の体は弱アルカリ性です。

しかし、近年は食文化の影響から酸性に偏り「疲れ・肩こり・肌荒・便秘」などに悩まされる人もいます。

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酸性に偏った身体を弱アルカリ性に戻すには梅干しを食べるといいですよ!

食中毒予防

冷蔵庫がなかった時代、食中毒予防のために梅干を利用していました。

梅干の塩分には殺菌や防腐の働きがあります。「クエン酸」をはじめとする数々の有機酸にも殺菌力があります。梅干しが食中毒菌である「黄色ブドウ球菌(MRSA)」や「病原性大腸菌(O-157)」といった食中毒菌の増殖を抑制する作用があり、食中毒を予防する働きがあることが明らかになりました。

さらに梅干のスゴイ所は

悪玉菌だけを殺菌

善玉菌は活性化

このような機能が備わっているということです。

また、副作用がなくの天然抗生物質といえるでしょう!

疲労回復

梅干しに含まれている「クエン酸」は、体内でエネルギー源を燃やすだけでなく、疲労の原因となる乳酸を体外に排出してくれます!

また、肩こりに悩む人や、筋力作りをしている人にもオススメです。

インフルエンザ予防

梅からインフルエンザウイルスの増殖を抑制する新規機能性化合物が発見されています。

参考:紀州梅効能研究会より

和歌山県立医科大学の研究により、世界で初めて発見された梅干し由来のポリフェノール「エポキシリオニレシノール」

この成分に、インフルエンザウイルスの増殖を抑制してくれる効果があるそうです。

抗酸化作用

「梅リグナン」とういポリフェノールには強い抗酸化力があります。

癌や成人病などの原因となるのが活性酸素です。その活性酸素を除去する働きがあります。

また、抗酸化物質であるクエン酸も含まれています!

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活性酸素は、シミやしわの原因になります。梅は、美容効果・アンチエイジング効果もあるんです! 

動脈硬化予防

動脈硬化は「アンギオテンシンⅡ」というホルモンが関連しています。梅干は、その活性化を80~90%抑制できることが確認されています。

梅干しの選び方

梅干しは皮ごと食べるので、農薬を使用していない安全なものを選びましょう!

梅干しは「梅」と「塩」これだけできます。

これは、白干しと言いますが「赤しそ」を入れて赤くしなくても、自然な色合いでこちらの方が好みです。

市販の梅干しの原材料を見てみると…

梅、漬け原材料〔食塩、果糖ぶどう糖、液糖、還元水飴、醸造酢、発酵調味料、蛋白加水分解物、はちみつ〕、調味料〔(アミノ酸等)、酒精、酸味料、甘味料(スクラロース)、V・B1〕
食品添加物がてんこ盛りになっています!!
これでは、食べれば食べるほど不健康になってしまいます。

おすすめの梅干し

農薬・化学肥料を一切使用せずに育てた「梅と紫蘇」で作った昔ながらの美味しい梅干です。

塩は沖縄のシママース(天日塩)だけを使用しています。

1年以上、日本の有機JASで許されている「パラフィン系・ボルドー剤」の農薬も使用していません。

無農薬の自社栽培の梅だけを使用しています。

超簡単!梅干しの作り方

重石なし!シソなし!

めんどくさければ、干さなくてもOK!

そんな、超〜簡単な梅干しの作り方です。

梅は黄色くなった完熟梅を使用してください。黄色くなる前の青梅で梅干しを作っても、皮が硬くて美味しくありません。

また、梅が少量だと梅酢が上がりにくいです。

焼酎は、カビ対策と梅酢が上がるために使用します。

塩は精製塩ではなく、天日塩を使用してください!

作り方

ヘタ取り

下処理
  1. 梅のヘタを取る
  2. 梅を洗う
  3. 梅を計量して塩を用意する(梅の20%)
  4. 瓶の消毒(アルコールスプレー等)
  5. 梅をくぐらせる焼酎を準備
作り方
  1. 梅を焼酎にくぐらせ塩をまぶす
  2. 瓶に梅を入れる
  3. 梅酢が上がったら揺すって塩を溶かす
  4. 天日干し(通常3日程度ですが干さなくてもOK)
  5. 梅酢に戻す

よく見かける梅干しの作り方では、梅を瓶に入れ塩をかけて焼酎を吹きかけるというものです。

焼酎はカビ対策です。

この作り方では、梅ひと粒、ひと粒に塩がきれいにつかないため梅酢が上がりにくいです。

ここだけは、少し手間がかかりますがひと粒ずつ塩をまぶします。

焼酎にくぐらせているため、カビも生えません!

梅酢もあっという間に上がります!!

天日干しは乾燥し塩がふいてきて、生の梅の半分くらいの重さになったら干し上がりです。

干した方が、皮が柔らかく風味も増しますが面倒であれば干さなくてもOKです。

梅干しができた後の梅酢は捨てないでください。

ピクルスやキュウリを漬けるなど再利用可能です。

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いつも梅酢で紅生姜を作っています!

最後に

キレイな梅を収穫するために、農薬を散布します。

収穫量を増やすために、化学肥料が必要です。

その他、除草剤、殺虫剤、忌避剤なども使われます。

斑点のある梅干しは、見た目が悪いので収穫後に次亜塩素酸を使用します。

さらに、食品添加物が使われます。

これで、健康になれるのでしょうか???

価格は高くなりますが、本物の梅を購入してください。

手間では、ありますが手作りの梅干しおすすめします。

本物の”梅干し”で健康になりましょう!