頭が良くなる食べ物”ブレインフード”で脳活!

何を食べたら頭が良くなるの?

誰でも、1度は思った事があるでしょう。

私たちの体は、100%食べたものから出来ています。

脳も、そうです。

食べ物を変えれば、脳が変わるのです!

ブレインフードは、受験生だけではありません。

日本は、2050年頃に「国民の3人に1人が高齢者」となる”超高齢社会”が予測されています。アンチエイジングや健康長寿のための食事が見直されています。その中でも、ブレインフードが注目を集めています。

医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」にも「チョコレート消費量が多い国ほど、ノーベル賞受賞者を輩出する確率が高い」と発表されて話題になりました。

ブレインフードとは

▼ブレインフードとは

脳を活性化させるための「栄養素や機能改善」を行う食品。脳に働きかける食生活。

ブレインフード とは、記憶力などの脳の機能を改善して脳の老化を予防する食品です。これは、元々アメリカでアルツハイマー病で研究されていましたが、一般的にも広がり関心が示されるようになりました。

認知症の予防や改善だけではなく、ブレインフード は「すべての人の脳機能を改善する食品」と言えるでしょう。

「頭の回転の速さ・記憶力・集中力」は最適な栄養の摂取で大幅に改善されます。知能は”栄養素”で高まるのです!

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ビタミン・ミネラルを摂取した子どものIQが、10〜20アップした研究報告があります

三大ブレインフード

▼三大ブレインフード

  1. 魚(青魚など)
  2. ナッツ類(くるみなど)
  3. カカオ(高カカオチョコレート)

脳によいとされる栄養素のカギは「オメガ3とポリフェノール」にあるようです。

ブレインフードの効能は大きく分けて3つあります。

  • 脳のエネルギー補給
  • 脳細胞の修復
  • 認知機能低下の抑制

つまり、ブレインフードを食べる事で、「エネルギーを補給して脳を活性化させて、傷ついた細胞を治して認知症を予防する」事ができるのです。

1)魚(青魚):DHAが頭の回転を速くする

「魚を食べると頭が良くなる」と聞いたことはありませんか?これは「サバ・イワシ・アジ」などの青魚にDHAが多く含まれているからです。

DHA(ドコサヘキサエン酸)はオメガ3系列脂肪酸です。DHAは、脳を活性化させて、集中力や記憶力を高める働きがあります。また、認知症を緩和する効果もあります。

▼オメガ3系脂肪酸

オメガ3系脂肪酸の代表的な脂肪酸として「α-リノレン酸」があります。α-リノレン酸は、体内に入ったあと代謝されて「EPA・DHA」となります。植物油では「荏胡麻油・亜麻仁油」に多く含まれます。青魚に含まれる「EPA・DHA」もオメガ3系脂肪酸です。

2)ナッツ類(くるみなど)

ナッツ類でも、特にくるみには「α-リノレン酸」が多く含まれています。オメガ3系脂肪酸の「α-リノレン酸」は体内でDHAに変換されます。

▼DHA:100gあたりの含有量

食 品 含有量:mg
マグロ 2877
ブリ 1785
サバ 1781
サンマ 1398
ウナギ 1332
イワシ 1136

ここで、一つ注意が必要です!

くるみは、オメガ3が豊富だと言われています。

しかし、下記の表をご覧ください。

▼くるみの脂肪酸の比率

オメガ3:8.96g(13.3%)

オメガ6:41.32g(61.29%)

多価不飽和脂肪酸:6.83g(10.1%)

一価不飽和脂肪酸:10.26g(15.2%)

このことからも分かるように、くるみはオメガ6の宝庫と言えます!

そう、くるみはオメガ6食品なのです。

オメガ6は、普段の食生活から過剰摂取しています。そのため、くるみはあまりお勧めできません。

大量に摂取しなければ、体にいい栄養素は豊富ではあります。

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青魚が苦手な人は、亜麻仁油や荏胡麻油がお勧めです!!

カカオ(高カカオチョコレート)

カカオポリフェノールには、強い抗酸化作用があります。活性酸素を取り除き、傷ついた細胞を修復してくれます。

また、血液そのものをサラサラにする作用もあります。脳の血流量を増やし、脳由来神経栄養因子を含む血流の増加により、認知機能を高める可能性が報告されています。

気をつけたいこと!

くるみは、前述したとおりオメガ6が豊富に含まれています。

チョコレートは、砂糖が少ない「ブラックチョコレート・高カカオチョコレート」を選びましょう。

その他、青魚は「小さな青魚」からオメガ3を摂取するようにしましょう!

なぜなら、大型の魚には有害物質が蓄積されているからです。

また、調理方法によってもDHAの含有量は大きく変わります。

▼調理によるDHAの損失

  • 焼くことで15%
  • フライで45%

そこで、オメガ3を上手に摂取するには「生で食べる」のが1番です。また、ホイル焼きにするなど、脂を逃さないようにするのがコツです。