
アンチエイジングという言葉は聞いたことがあると思います。
日本語に訳すと”老化”に逆らうという意味です。
要は、実際の年齢よりも若い体であることを目指すということです。
誰でも、若々しい体を保ちたいと思う人は多くいるのではないでしょうか?
老化の原因であるAGEを体に溜めないようにするか。
AGE予防がアンチエイジングのカギということで、世界中で大きな注目が集まっています。
老化とは
老化とは、加齢に伴い体の機能が衰えていくことです。
また、老化はその人によってスピードは異なるります。
同じ年齢の人でも若く見えたり、逆に年齢より老けて見ることがありますよね。HIDEOUT
老化は、遺伝子的要因もありますが、そのほとんどは生活習慣や環境によって左右されます。
老化の原因と対策
老化の要因の一つに、体内の「糖化」があります。
その他にも、老化を進行させる原因あります。
大きく分けると4つに分類されると考えられています。
加齢やストレス、生活習慣などにより「ホルモンバランス」が崩れると体の不調をきたします。
また、体の老化を招きます。
■対策
バランスのよい食事を心がけることが大切です。
また、適度な運動やストレッチなどで心身ともにリラックスさせることも重要です。
老化の元凶AGEとは
AGEとは「Advanced Glycation End Products」の略で、直訳すると「終末糖化産物」
「たんぱく質」と「糖」が加熱されて劣化した「たんぱく質のなれのはて」ということことです!
強い毒性を持ち、老化を進める原因物質とされています。
たんぱく質は「肌・髪の毛・筋肉・血液」などを作り出す栄養分です。
それが糖分と結合し劣化すると、悪玉物質AGEに変わり「シワ・くすみ・たるみ」などの原因になります。
また、「がん・認知症・更年期障害」などさまざまな健康被害を引き起こる可能性があります。
AGEはどうやって作られる?
では、AGEはどうやってできるのでしょうか?
AGEがつくられる要因は2つあります!
①体の中で作られる
血糖値が高い状態が続けば続くほどAGE化がしやすくなります。
②食べ物によって体内に取り込まれる
AGEはたんぱく質と糖が加熱されることで生まれます。(メイラード反応)
AGEの値が高い人は、実年齢より老けて見えます。
そして、体の中が老化していて、様々な病気のリスクも高い傾向にありますので注意が必要です!
血糖値が高くならないようにする!AGE量の多い食品を取らないようにする!
AGEは一度体内で作られるとなかなか分解されません。作らない!ためない!生活習慣が大切になります。HIDEOUT
糖化度チェック
あなたの体はどのくらいコゲでいる?
- ☑️チェックが6個以上の人は、糖化リスクは危険信号!
糖化による老化が確実に進んでいます。今すぐ生活習慣を改善しましょう。
血液検査を受けた時は、ヘモグロビンA1Cの数値をチェックしてみてください。数値が高い人ほど糖化が進んでいます!HIDEOUT
糖化を防ぐ7つの習慣
1)GL値GI値の低い食品を摂る
食べてから1時間位で血糖値が上がります。
その時に、糖の吸収をできるだけ緩やかに抑えることが糖化予防につながります。
2)ベジファースト
食事の最初に野菜から食べると、野菜の食物繊維が糖質の吸収スピードを抑えます。
そのため、血糖値の急上昇を防いでくれくれます。
3)ゆっくり食べる
食後に急に眠くなるのは、早食いによってインスリンが一気に分泌されるからです。
よく噛んで食べることで、血糖値の上昇も緩やかになり糖化予防につながります。
4)お茶を飲む
「カモミール茶・ドクダミ茶・甜茶」などのお茶には老化物質の生成を防いだり、糖化を遅らせる成分が含まれています。
5)クエン酸を摂る
クエン酸が多く含まれるお酢や柑橘類も、抗糖化に役立ちます。
6)食後1時間以内に軽い運動する
おすすめはウォーキングです。
食後1時間以内は血糖値が最も上がって糖化しやすいゴールデンタイム!
食後すぐに横になったりするのはよくありません。
毎食後30分ほどウォーキングをする習慣をつけましょう。
7)睡眠時間を確保する
睡眠不足が続くと新陳代謝を司るメラトニンや成長ホルモンの分泌が悪くなります。
そうすると、老化物質がうまく代謝・排泄されません!
抗糖化のためには、良質の睡眠をとることが大切になります。
糖化を防ぐ7つの食べ方
1)揚げ物・焼き物には酢やレモンをちょい足しする
酢やレモンに含まれるクエン酸には、食品中のAGEを減らす働きがあります。
また、糖の代謝をスムーズにする働きもあるので、AGEが多めの食事にはレモンや酢をちょい足ししましょう!
2)鶏むね肉を摂る
鶏むね肉には、カルノシンという成分が入っています。
カルノシンは、抗疲労物質として注目される成分の一つです。
糖化を促進する活性酸素を取り除き、強力にAGEを抑えます!
また、肌を若々しく保つ効果があることもわかってきました。
3)ビタミンB群を摂取する
「ビタミンB1」と「ビタミンB6」は、糖尿病合併症の治療でも使われる抗AGEビタミンです!
おすすめはキノコ類になります。
キノコにはビタミンB1・B6以外にも、食物繊維も多く含まれるため、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。
4)緑黄色野菜を摂取する
緑黄色野菜に含まれる「αリポ酸」は、糖の代謝に関わっており糖化を防ぐ作用があります。
また、ビタミンCの約400倍の抗酸化作用があります!
5)果物は丸ごと食べる
市販のジュース類には、果糖が多く含まれています。
果物はジュースではなく、少量を丸ごと食べるようにしましょう。
6)オリーブオイルをプラス
オリーブオイルと一緒に食べたほうが食後血糖値は上がりにくいです。
オリーブオイルで調理したパスタは理にかなっていると言えます。
7)お酒はワインをチョイス
ワインには赤白供に「抗糖化作用」と「抗酸化作用」があります!
適量なら翌朝の血糖値を下げる働きもあります。
AGEが多い食品を控える
AGEは調理方法によっても大きく変わります。
サラダや刺し身など生ものには少なく、豚カツやステーキなど油を使って高温調理したものには多く含まれます。
鶏肉の場合、水炊きのAGE量を1とすると、焼き鳥は5倍、唐揚げは10倍になります!
「焼く・揚げる」などの高温調理より「ゆでる・蒸す・生」がおすすめです。
最後に
老化というものは、日常生活のちょっとした工夫で予防することができます。
食事を摂取する際に摂取カロリーだけではなく血糖値の上昇のしやすさも考慮しましょう!
抗酸化作用のある食材を積極的に摂取し、バランスが取れるように工夫するこも大切です。