クエン酸で健康体を作る!【クエン酸健康法】

「疲れた時はクエン酸がいい」
この言葉を、一度は聞いたことがあるのと思います。

でも実際には、クエン酸についての健康効果はよくわからないのではないでしょうか?

そこで、疲労回復だけではない、クエン酸の様々な健康効果をお伝えします!

クエン酸とは

クエン酸は、細胞内小器官であるミトコンドリアで働く「クエン酸回路」を動かす8種類の酸のうちの 1 つです。

クエン酸回路系は、酸素呼吸を行う動物に存在します。
人間は、1日に約3万回近く呼吸しておりその度にクエン酸回路系は稼働し続けています。
このことからも、クエン酸が必要不可欠な存在である事が分かります。

クエン酸は、エネルギーの素になる「炭水化物・脂質・タンパク質」が分解されて「クエン酸回路」に入ると、エネルギーに変われるようにする役割を持っています。

このようにして、エネルギーを生み出し続けることにより疲労回復にも働くのです!

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クエン酸は、体を動かすエネルギーをつくる栄養素です!

自然治癒力とクエン酸

自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
ストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れて病気にかかりやすくなります。

クエン酸には、自律神経のバランスを整える効果がストレス学説で認められています。

実は、クエン酸は昔から価値が認められていた健康法でした!
現在のように、医療が発達していない時代は”何が健康にいいのか“という事が人々の関心ごとでした。

健康維持で効果が認められていたいた食品は

◉西洋ではレモン

◉日本では梅干し

これらは薬代わりに好んで食されていました。

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梅干しは、保存ができて殺菌効果があるため庶民に広まりました。現在でも、弁当が痛まないように入れていますね!

クエン酸の効果効能

1)肩こり

血流が正常な状態では、酸素や栄養素が筋肉に行き渡り弾力性があります。
デスクワークなど同じ姿勢を続けると筋肉に負荷がかかり血流が悪くなります。
そのため、酸素が行き渡らず乳酸が溜まり肩こりが起こるのです!

クエン酸には血流改善の働きがあり、コリの原因となる疲労物質“乳酸”を分解してくれます!
そのため、肩こりを防いでくれます。

2)血液サラサラ効果

クエン酸は、アルカリ性食品です。
クエン酸自体は酸性ですが、十二指腸で膵臓から分泌された重曹と化学反応を起こしてアルカリ性になります。
体内では、クエン酸はアルカリ性であるため「血液をサラサラ」にする効果があります!

また、クエン酸には「血小板の凝集を抑制する作用」があり血流の改善に役立ちます。

3)美容効果

紫外線を浴びると「フリーラジカル」という成分が発生します。
それが、肌のコラーゲンを傷つけてシワやたるみの原因になります!

クエン酸には抗酸化作用が認められており「フリーラジカル」を除去する働きがあるため、美肌効果が期待できます。

同じくシワやたるみの予防につながる栄養素として「ミネラル」がありますが、クエン酸はそのミネラルの吸収をサポートする効果もあるんです!

4)疲労回復

疲労の全ては乳酸です!

クエン酸が体内に取り込まれると、乳酸が分解されるサイクルが活発になります。
乳酸が体内に蓄積されないため、疲労回復に効くのです!

5)ミネラル吸収促進

「カルシウム」や「マグネシウム」といったミネラルを体内に吸収しやすくする作用があります。

6)ダイエット効果

クエン酸回路が活性化すると、血液の流れがよくなり代謝がアップします。
そのため、汗をかきやすい体質になり余分な脂肪も燃焼されてスリムになることが期待できます。

クエン酸効果が期待できる食品

梅干し
クエン酸を多く含む食品の代表的存在。
ひと粒当たりのクエン酸含有量は約0.7g。
100gに換算すると、約7gものクエン酸が含まれています。
暑くなると酢を使ったメニューが数多く作られるようになります。
夏バテや熱中症対策に、酢に含まれるクエン酸効果が昔から活用されていました。
また、クエン酸には殺菌効果があり、細菌の増殖を抑えて食べ物の腐敗を防ぐ効果があります。
柑橘類
レモン・ライム・グレープフルーツなどの柑橘系には多くクエン酸が含まれています。
また、フルーツ類では、パイナップル・キウイにも含まれます。
レモンはクエン酸を含む代表的な食品です。果汁100g当たりのクエン酸含有量は3gあります。

ライムは100g当たりのクエン酸含有量は6gです。

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ライムは、ビタミンC以外にもビタミンE・ビタミンBも含んでいます。また、カリウム・マグネシウムなどのミネラルも豊富です!

クエン酸の取り方

クエン酸は体内に蓄積されません
時間が経つと排出される成分です。
そのため、一度にたくさん摂取するよりも、こまめに摂るのが効果的です!

疲労回復のために、運動後にクエン酸を摂った方がいいと思うかもしれません。
実は、摂取するのは運動前

クエン酸があると、運動するためのエネルギーを作り出すのがスムーズです。
疲れる前に摂っておくことで、エネルギーを効率的に生み出して”疲れにくく”してくれるのです。

食品でクエン酸をこまめに摂取するのは意外と大変です。

そこで、粉末のクエン酸で「炭酸水」や「豆乳」などに入れてドリンクがおすすめです!

最後に

クエン酸には、健康だけでなく、美容やダイエット効果が大いに期待できます。

また、食材に混ぜれば、臭みや辛味を除去する効果もあります。

さらに、水に溶かすと掃除用の洗剤にもなります!

ぜひ、クエン酸をフル活用して、健康で快適な暮らしをお過ごしください。