集中力の高め方〜好循環を増やす〜

日本の労働生産性は、大変低くOECD加盟国35カ国中22位であり、また先進7ヶ国中”最下位”となっています。

日本は、長時間労働をしないと他国に追いつけないのが現状です。

つまり、自分の余暇時間を楽しむことがあまりできないのです。

さらに、2019年度の幸福度ランキングも58位と低い結果です。必ずしも「労働生産性」と「幸福度」を同列には論じられませんが、自己投資をして楽しむ時間は圧倒的に低いことは確かです。

意欲を高める

悪循環を減らす

◎意欲の出ない「頭」「心」「体」の悪循環を減らすことが大切です!

1)私はいつも不当に扱われている→怒り→攻撃・抑制

2)私はいつも失敗してしまう→憂鬱→意欲低下

3)大変なことが起きていて対処できない→回避

この仕組みが、循環しないように、頭である思考と体である行動を変容することです。

好循環を増やす

◎意欲の出る「頭」「心」「体」の好循環を増やす

1)3分ルール・2ページルールなどに取り組み達成感を得る

2)好きなことやる・やることを好きになる

3)ワクワクして挑戦を楽しむ

4)人の評価を気にしない

人生の、目的・目標を持ち「何に意欲を出すのか明確にする」ことです!

これは、精神論ではなく脳科学的に解明されています。

私たちの脳には「脳幹網様体賦活系」といって、「その人の興味・関心事だけ情報を集める」機能を持った器官があります通称RAS(Reticular Activating System)と呼ばれています。

必要な情報をだけをピックアップして、取り込む働きをします。

HIDEOUTHIDEOUT

カーナビと同じで、目的地を設定すると後は自動でナビゲーションしてくれます

RASは、自動目標達成機能と言えるでしょう!

だから、目的・目標を持つことは大切なのです。

1)3分ルール・2ページルールなどに取り組み達成感を得る

モチベーションが上がらないからやらないと言ってては、いつまで経ってもできません。逆に、やらないからモチベーションが上がらないと言われています。

  • 先延ばしをやめる

モチベーションが下がる1番の原因と言われています

  • まずやる

最初の動き出しがもっとも力を必要とします。だから、まずはやってみること

  • 目標を小さく

「3分だけ勉強する・2ページだけ勉強する」ということを行う。達成感や満足感を感じるとサイクルが回り始める

2)好きなことやる・やることを好きになる

勉強は続けられないが、ゲームは続けられるということはありませんか?勉強をゲームのように見立てるなど、作戦を立ててチャレンジして見てください。

やるべきことを好きになるのは、自分を好きになること。つまり「自己肯定感」を高めることが近道です。

自己否定のクセを取って自己肯定に入れ替えると、物事が全ての肯定的な部分が見えてきます。そうすることで、やることが好きになります。これが、結果的にモチベーションが上がる理由と言われています。

HIDEOUTHIDEOUT

自分のことを誉める「誉め日記」も効果的です

3)ワクワクして挑戦を楽しむ

人間は、達成感を味わうとドーパミンの分泌量は減りますが、次のチャレンジをすることでドーパミンは分泌されます。

つまり、「チャレンジと達成感」を繰り返すことで常にドーパミンが出ている状態が保てます。それは、ワクワクして幸福感を持っていられるということです。

HIDEOUTHIDEOUT

何か起きたら、”困難”ではなく”チャレンジ”として考えるとワクワクのもとになります

簡単にクリア(達成)できるゲームは面白いですか?出来るかどうかわからない(挑戦)がワクワクなんです。

4)人の評価を気にしない

「人に認めてもらいたい」「誉めてもらいたい」「かまってもらいたい」というのは子供と同じです。

自分で「達成感や満足感」を得るのが大人です。

人に認めてもらわなくても、自分で自分を認めることができるので「不安や怒り」がなく落ち込んだりしないのです。

また、好循環を増やすこと以外にも「自由時間に仕事をしない」で自己投資することも大切です。自分のスキルを磨くと、自身に繋がり楽しくなるので集中力が高まります。

テレビなどの受動的娯楽は、SNSなどに要点を書きアウトプットすることで、能動的娯楽に変換して集中力を高めます。

なんといっても、趣味に夢中になることが、最高の集中力を高めるトレーニングなのです。

今を全力で楽しむ!

このことが、「労働生産性」と「幸福度」をあげる近道ではないでしょうか。