“集中力”の高め方〜時間を最大に生かすリセット術〜

日本の労働生産は、先進7カ国中50年近くも最下位をキープし続けています。

非常に、効率の悪い働き方をしておりまた、長時間労働を美徳として捉えているのが現状です。

1日のリセット術

人間の脳は、起きて2時間が非常に集中力があります。この時間を最大限に生かすために作戦(代案)を立てましょう。

例えば、「朝起きてすぐは眠くてボーっとして過ごしている」のはもったいなにので「朝シャワー」を浴びるなどです。たった、5分で気分をリセットできて3時間の良質な集中を得ることができます。

朝のリセット術

  • カーテンを開けて寝る
 光の刺激により、逢線核からセロトニンが分泌される
  • 5分だけ横になり目を開けている
 これにより、セロトニンが分泌されて起きることができる
  • リズム運動
 15分程度散歩する。朝日を浴びることで2倍の効果がある
  • よく噛んで、朝食をとる
 咀嚼によりセロトニンを分泌させる
  • 絶対にTVを見ない
 無駄なことに、脳力を使わない。スマホも同様

 

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脳のゴールデンタイムをしっかりと活用できるように、作戦を立てましょう!

午後のリセット術

  • 外出して、日光を浴びる
 公園でランチをとるなど「歩く・移動する」
  • 昼寝(仮眠)する
 26分の仮眠で「仕事効率は34%アップ・注意力は54%アップ」する
  • 運動
 午後の2時〜4時は眠気のくる時間帯なので、1分でも運動する
  • 場所を変える
 カフェや会議室など、仕事する場所を変える
  • 仕事の中身を変える
 コピーやメールのチェックなど非集中仕事を行う
  • 退社時間を決める
 それまでに、仕事が終わるよう集中力をあげる

昼寝をしなくても、椅子に座ったままの状態で、机の上で顔を伏せて寝るようなたり方でも効果的です。

夜のリセット術

運動は、究極のリセット方法です。30分〜60分程度の運動で以下の効果があります。

  • 海馬の神経を増やして長期記憶を強化する
  • シナプスのネットワークが強化され、脳が育つ
  • 学習能力がアップする
  • 頭が良くなる
  • 作業記憶が、50%アップする
  • 睡眠の質が65%アップする(週150分程度)

運動は、眠りに入る3時間前までに終わらせて、週1回は必ず行うこと!

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さらに、15分の運動で死亡率は14%低下して平均寿命は1002日アップします!

このようなことからも「時間がないから運動しない」ことは非常にもったいないと言えます。運動することにより、時間だけでなく寿命まで伸びるのですから。

制限時間術

人間は追い込まれた時に、最高のパフォーマンスを発揮できるように作られています。例えば、夏休みの宿題のように「制限時間」を区切ると集中力がアップします。

ストップウォッチなどを使って、時間を区切って仕事に取り掛かり「初頭努力と終末努力」及び休憩を使って集中力を維持しましょう。

15・45・90の法則

  • 同時通訳者の集中時間は15分です。本当の深い集中力は15分が限度。
  • 小学校の授業は45分。子供の集中力の限界は、45分が限度とされています。
  • 大人の授業やサッカーの試合時間は90分。大人の集中力の限界は90分が限度とされています。

人間のリズムは、24時間のサーカディアンリズム以外に「90分の覚醒・20分の眠気」からなるウルトラカディアンが存在します。ウルトラカディアンは人によって違います。大切なことはそれをつかめることです

▼サーカディアンリズム

日本語で「概日リズム」。人はある時間になると自然と眠くなり、ある時間になると自然と目が覚めます。人が生まれながらにしてもっている身体リズムを「体内時計」言います。そのなかで24時間周期のものを「サーカディアンリズム」と言います。

リセット術以外にも「整理整頓」は非常に大切です。

なぜなら、人間は1年間に探し物に使う時間は、なんと150時間

探し物で、時間を中断されると集中力を戻すのに15分掛かります。膨大な時間のロスを減らすために「整理整頓」を行いましょう。

時間を有効活用して、労働生産性と幸福度をあげましょう!