自己洞察瞑想療法の実践

マインドフルネスセミナーに参加してきたHIDEOUT(@HIDEOUT_JAPAN)です。

レーズンエクササイズからスタートして、座学と呼吸法を学んできました。

マインドフルネスはいくつかあり、今回参加したのは「自己洞察瞑想療法」 (Self Insight Meditation Therapy ) 略してSIMT「シムト」といいます。

基本的なトレーニング

自分自身の体が不調だと瞑想もうまくいきません。その為に、まずは心身を整える事が大切です。

規則正しい生活

早起き

1)今まで朝8時より遅く起きていた人は、いつもより1時間早く起きることを目標にします!

7時より前に起きていた人は、それ以上早く起きる必要はありません。

2)うつ病は体内時計が失調

起床時間が遅くなることで、セロトニン分泌サイクルが乱れてしまい「うつ病」や「睡眠障害」が治りにくくなります。

3)早起きの効果

日中の行動が多くなり、前頭前野が活性化します。また、遅く起きた(寝ぼう)ことによる、自己嫌悪や自責の年が少なくなります。

運 動

1)軽い運動

散歩や体操など好きな運動を行います。散歩の時は、早足で歩くと脳がより活性化します。

2)リズム運動(ダンスなど)

「前頭前野・セロトニン神経の活性化・自律神経失調症・睡眠障害」の改善に効果的です。

運動をする時は、手足の動きや感覚に意識を向けましょう!思考に没頭しないようにする事が大切です。

HIDEOUTHIDEOUT

運動時間は、徐々に増やして30分以上を目標に!

呼吸法

不安・緊張・ストレスに見舞われると呼吸は浅くなります。また、息苦しさを感じたり、呼吸困難でパニックになることもあります。

マインドフルネス 瞑想により、呼吸を整えることで、自律神経に作用してリラグゼーション効果があります。これは、セロトニン神経を刺激して、精神の安定が図れるからです。

今ここにいる自分に立ち返る事ができます。トラブルにあっても心の余裕が生まれ、正しい判断や決断が可能になります。

呼吸法

1)ゆっくり呼吸法

強い感情が起きた時に効果的です!

細く長くゆっくり息を吐き(4〜6秒)自然に素早く吸う呼吸(2〜3秒)

2)自然の呼吸観察法

ゆっくり呼吸法ではなく、自然の呼吸法を観察します。

【やり方】

  1. 目を開けたまま呼吸に意識を向けます。
  2. その間にも「感覚・感情・思考・欲求」などの心が動きます。
  3. それらも観察し、自覚してまた呼吸法に戻ります。
  4. 強い感情や身体反応、また病気の症状が起きている場合に、注意がそれに向かっても「それがある」と自覚してまた呼吸法に戻ります。
  5. 不快なものを消そうとするのではなく、呼吸に注意を移動するだけです。

HIDEOUTHIDEOUT

観察する事が大事!時間の枠も関係ありません。目を閉じてもOKです♪

基本的自己洞察

単なる呼吸法では心理療法にはなりません。呼吸法の中に、心の病を治す技法を織り込んでいます。

1)注意(意識)を分配する

「今、ここ」の瞬間に、複数の心理現象を同時に意識しながら観察する。

2)心に包んで映す

自分の心は「意識されたものを包んで映すもの」であることを実感して自覚する。

西田幾多郎の”西田哲学”をベースにしています。その哲学は難解で知られます。

基本的自己洞察
1)基本的自己洞察
呼吸法を実践しながら行う自己洞察です。安心安全な場所で行い、自己洞察を習得するための練習。
2)行動自己洞察(応用法)
日常生活の行動時に行う自己洞察です。基本的自己洞察で練習したことを、現実場面で実地応用します。

つらい状態を長引かせる原因

憂鬱な時やつらい状況にある時は、否定的な思考ばかりに意識が集中してしまいます。

心の病を長引かせるのは、長時間にわたり否定的な思考になることです。

状況に応じて、いつでも自由に思考を中断できるように、繰り返し練習する事が必要なのです!

気持ちの切り替えを必要とする場面で、日頃の実践の効果が発揮されます。

初めは難しく感じられますが、新しい心の使い方を覚えるためなので頑張りましょう。

実践すればするほど、素早い判断と意図的な対応が自然とできるようになります。

まず2週間やってみよう!