
マインドフルネスセミナーに参加してきたHIDEOUT(@HIDEOUT_JAPAN)です。
レーズンエクササイズからスタートして、座学と呼吸法を学んできました。
マインドフルネスはいくつかあり、今回参加したのは「自己洞察瞑想療法」 (Self Insight Meditation Therapy ) 略してSIMT「シムト」といいます。
瞑想にも色々種類があり「座禅・サマタ瞑想・ヴィパッサナー瞑想・TM瞑想・ディーパックチョプラ瞑想」など様々です。
したがって、上記の画像のような「蓮の花のポーズ」で何時間も過ごす必要はありません。
今回受講したSIMTは、瞑想時間が短く瞑想中も先生が誘導してくれるため、集中しやすいのが特徴的でした。また、今まで自分自身を卑下してしまうような場面でも「これでいいんだ」と、ありのままを受け入れられる優しくホッとするような気持ちになりました。
自己洞察瞑想療法:SIMT
日本的マインドフルネス心理療法として、1993年に太田健次郎氏が開発。自身の鬱病の経験や「座禅の実践・西田幾多郎の哲学・鬱病の脳神経生理学」を背景にしています。
不快事象がたとえ存在しても、自分自身の心を観察し「あるがままを受け入れて自分の願い(人生の価値)を実践するための行動を選択できる、意志作用習得することを目指す」
実践は、自己洞察を基礎としています。
「今、ここ」の瞬間に自分の心を観察して、現在進行形で自己を深く知ること。呼吸法や日常の行動の中に、今この瞬間に自分の心の中で何が起きているのか、現在進行形で観察します。
規則正しい生活の確立ともに、様々な呼吸法と自己洞察スキルを身につけていきます。10セッションあり10ヶ月かかります。鬱や不安障害を克服するのに、一朝一夕には完治しません。
自己洞察瞑想療法の特徴
▼自己洞察瞑想療法の特徴
- 日本の禅と類似しているため親しみやすい
- 西田哲学を背景としているので「理論的」で「曖昧」さがない
- 宗教との違いを明確にしている
- 脳神経科学と整合成を考慮
- 鬱病・不安障害・PTSD・過食症などで改善例がある
- 鬱病・不安障害は長期間かかることを考慮
- 神経疾患以外に健常な人の成長にも活用可能
- 実践は、更に深い自己の探求に繋がっている
- 資格認定制で信頼性を確保している
海外のマインドフルネスより、内容は深いものになっています。また、自己洞察瞑想療法を教えるには資格が必要です。
マインドフルネスとは?
「意図的に、今この瞬間に価値判断することなく注意を向けること」
これは、1994年に「マサチューセッツ大学医学校名誉教授のジョン・カバットジン博士」が”マインドフルネス瞑想”を、医療分野に最初に取り入れた「マインドフルネスストレス低減法」を開発したことがきっかけで世界に普及しました。
医療分野以外では、グーグルが社員研修の一環として「マインドフルネス瞑想」を導入したことで知名度が一気に高まりました。
近年「産業・医療・司法・教育」などで注目されています。
マインドフルネス は海外では主流です!日本は逆輸入した格好で取り入れられています。HIDEOUT
▼マインドフルネスを取り入れている企業
- グーグル
- アップル
- フォード
- フェイスブック
- ゴールドマンサックス
- パタゴニア
- インテル
- IBM
- ヤフージャパン など
▼マインドフルネスを取り入れている著名人:海外
- ビル・ゲイツ
- スティーブ・ジョブス
- マイケル・ジョーダン
- ミランダ・カー
- ノバク・ジョコビッチ
- タイガー・ウッズ
- アンジェリーナ・ジョリー
- リチャード・ギア
- ジョージ・ルーカス
- マドンナ
- マイケル・ジャクソン
- スティービー・ワンダー
- ミック・ジャガー
- レディ・ガガ など
▼マインドフルネスを取り入れている著名人:国内
- イチロー
- 本田圭祐
- 長友佑都
- 長谷部誠
- 須藤元気
- DaiGo
- 堀江貴文
- 松下幸之助
- 稲盛和夫
- 井深大 など
「マインドフルネス」という言葉は、仏教の経典で使われている古代インドパーリー語で「サティ(sati)」という言葉の英語訳になります。漢訳は「念(ねん)」
「気づき・注意する・意識する・思い出す・心をとどめる」などの意味があります。
仏教由来の瞑想法を、実践体系に含んでいます。
宗教性を排除して導入されており、日常の生活すべての行動に応用が可能になっています。また、ヨガを取り入れたものもあります。
マインドフルネスは、心と体を整えるものですHIDEOUT
マインドフルネス瞑想の4つのメリットとは
1)心身の健康状態
- 不安の減少・疲労回復
- ストレスの軽減
- 良好な睡眠・血流の改善
2)満足感と達成感
- 自尊感情・自信の高まり
- 良い人間関係
- 仕事への高い満足感
3)考える力
- 記憶力・集中力
- 適格な決断力
- 明快な思考
4)自己認識とライフスキル
- 深い自己理解
- 感情の整合
- 傾聴力・共感力
- 逆境への抵抗力
企業でも取り入れられるようになったのは、傾聴力や共感力を高めることが理由のひとつですHIDEOUT
マインドフルネス 瞑想には、脳機能を高める効果があります。「注意コントロール・感情制御・自己認識」など自己調整(自己コントロール)ができるようになります。
このことが、健康とウェルビーイング(幸せな感覚)の増進に繋がって「抑鬱・不安・ストレス反応」などの症状が軽くなります。
本音に気づくことの大切さ
自分自身の「本音や本心」とはどのようなものでしょうか。
他人には、見られたくない「執着」や「エゴイズム」は普段は抑圧されていている事が多く、自覚されにくいものです。また、認めたくはないもです。
主観的で独断的な自己中心的な評価、つまり「好き嫌い・良い悪い」などの基準です。無自覚のままだと、自分本位の基準にはまり込み「自分勝手な行動」や「他者を傷つける行動」に繋がります。
本音を自覚して、自分や周囲を苦しめない行動や態度を取る事が大切なのです。
マインドフルネス は自分自身を受動すること。リラックス効果は2次的なものです!HIDEOUT
気づいたことを受け入れる。そして観察することです。