その種大丈夫?不妊症の野菜とは

家庭菜園を始めて13年のHIDEOUT(@HIDEOUT_JAPAN)です

家庭菜園をはじめたきっかけは”無農薬の野菜”を作りたかったから

失敗もたくさんしましたが、様々なことを学び新鮮で安全な野菜を毎年いただいています

スーパーで売っている「プチトマト」や「三つ葉」など買う気になれません

それは農薬以外に経済面からですが、収穫時期は食べきれないほど庭にあるのにもったいない!と感じてしまうようになったからです

これから家庭菜園をはじめる方は、「シソ」など強健品種の物や「じゃがいも」などなど、長期保存が可能で害虫被害の少ない野菜からトライするといいと思います

逆に、葉物の野菜(キャベツ・白菜など)は虫に食べられしまうため、初めて野菜作りをする方にはおすすめしません

また、きゅうりは1日で大きくなってしまうため、収穫時期の食卓はきゅうり三昧

(ゴーヤを2株植えて大変な事になった経験があります)

そうならいように、家族構成も考慮して野菜作りをはじめましょう!

 

 

 

 

無農薬野菜について

玄米は白米と比較して、栄養が豊富です

しかし、ぬかや胚芽に農薬が残っているので注意が必要です

以前、「無農薬」や「減農薬」と表示されていた野菜がありました

これはどうのような意味か?

無農薬は「農薬を使っていない」

減農薬は「農薬を少なくした」

そう捉えるでしょう(私もそうでした)

違うんです!

減農薬の”減”は「回数を減らした」”減”なんです

農薬の量を減らしたわけではないんです

どのようなことかというと

強い農薬を大量に使ったとしても「使った回数」さえ減らせば減農薬と表示していました

無農薬もしかり私たちの解釈とはかけ離れた意味でした

化学合成農薬及び化学肥料を通常の50%未満〜不使用の作物ことです

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これを知った時は、なんか詐欺にあったような感じになりました

この「減農薬」と「無農薬」は現在「特別栽培農産物」と呼ばれています

こちらの記事に、無農薬や自然農法について書いています


市販の野菜は90%以上がF1種

F1種とは

異なる性質の種をかけ合わせて作った種で

代目を意味する First Filial Generation を略してF1種と呼ばれています

種には色々なタイプがあります

■固定種
昔からある種。味や形などの形質が固定され品種として独立している
■F1種
異なる性質の種をかけ合わせて作った1代目。次世代からは、姿形が崩れるため農家は毎年種を購入
■GMO種
人工的に、別の生物遺伝子を組み込んんで作る。特許で守られているため自家採種してはならない

私たちが普段スーパーで購入している野菜は

F1雄性不稔種(ゆうせいふねん)の野菜です

「固定種」は生育の速度もバラバラで大きさや重さがまちまちです

それに対して「F1種」はいっせいに成長して収穫できるので早く次作付けができます

回転率がよく収益を上げることができるためF1種は普及します

雄性不稔種の野菜がもたらすデメリット

雄性不稔種はミトコンドリアの異常が原因です

ミトコンドリア遺伝子の変化は動物にとっても「無精子症」の原因になることがわかりました

ミトコンドリア遺伝子は、母親からしか子に伝わらないため雄性不稔株を母親として生まれた子は全て「雄性不稔株」になります

これは、大発見でした

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何が大発見なの?

品種改良をする時にかけ合わせをします

その時に必要な「除雄」(じょゆう)をしなくていいからです

つぼみから「おしべ」を取り除かなくてよくなったのです

自分で受粉すると、改良ができなくなるため「おしべ」を抜いて「めしべ」に別の花粉を受粉させるのは大変な作業なんです

この作業をしなくてよくなったのが「雄性不稔」なんです

しかし人体にもたらしたデメリットもあります

私たちは、普段生殖能力を失った(無精子)ミトコンドリア異常の野菜を絶えず取り込んでいます

その結果、不妊の原因の一因になっているとは残念なことです

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種を買うなら固定種がいいね

固定種といっても価格は高くありません

店から直接購入していますが、インターネットでも入手できます

無農薬・無化学肥料のたねの店 たねの森

全ての種子は海外のオーガニック認証を受けた農場で栽培され、採種後の化学処理も一切行われていません。すべて自家採種可能な固定種です。そしてその多くは、先祖代々受け継がれてきたエアルーム種と呼ばれる伝統品種です

野口種苗研究所/野口のタネ

光郷城 畑懐

公益財団法人 自然農法国際開発研究センター

農薬を使わない!除草剤を使わない!化学肥料を使わない!事も大切ですが

種から見直してみませんか?

健康は「何を食べるかではなく、何を食べないか」です