
甘酒は「飲む点滴・飲む美容液」などと言われている事を、聞いたことがあると思います。
「体にいいと思うけど…アルコールが入っているのでは?」などよく理解していない人も見受けられます。
そこで、甘酒の健康効果について紹介します。
ちなみに、我が家では砂糖は常備していません。なぜなら、砂糖を禁止にしているからです!
その代わりに、甘酒を使っています。
甘酒?砂糖の代わりになるの??
そう思った方もいるかもしれません。
大丈夫です!
子どもたちにも、プレーンヨーグルトに自家製甘酒とバナナを入れて食べさせていますが、気がつかないで食べています笑
甘酒の起源
甘酒の起源は、古墳時代と言われています。
それは、日本書紀に甘酒の起源とされる「天甜酒(あまのたむさけ)」に関する記述があるからです。それが甘酒の起源と言われています。
甘酒は古来から飲まれている日本伝統の発酵飲料です。HIDEOUT
平安時代頃までは「貴族」の飲み物として伝えられて、室町時代あたりから「庶民」にも広まりました。
江戸時代になると、甘酒売りが天秤棒を担いで一杯いくらと販売するスタイルが広がります。そうすると、庶民もより手軽に手に入れる事ができる様になりました。
この時代に、夏の暑さを乗り切るのは大変な事だったと思います。そこで、栄養豊富な甘酒は「飲む点滴」のような役割で庶民の間で流行したと言われています。
甘酒は2種類ある!
甘酒には、米麹を使ったノンアルコールの「米麹の甘酒」と、酒粕を使ったアルコールがある「酒粕の甘酒」があります。
甘酒には、「疲労回復・美肌・ダイエット」などの効果が期待できます。
米麹甘酒
米に麹を入れて作る甘酒です。
作り方は超簡単です!
- 米1合(水400mlで炊いたもの)
- 麹200g
- 水200ml
▶︎材料をヨーグルティアに入れて、60℃6時間にセットする
日本酒とは違って、甘酒は米のデンプンを麹菌によって糖分に変えているだけです。
甘酒が苦手という人も「米と麹」だけで作った甘酒を飲んだら印象が変わると思いますよ。
飲んだことがない人はぜひ試してください!(ヨーグルトメーカーがなくても作れます)
私は、甘酒として飲むより砂糖の代わりに使う方を、オススメしています!!
▶︎甘酒でできるおすすめレシピ→白鶴
家族には不評ですが、好きでよく飲んでいるのが”オリジナル豆乳ラッシー”です。ヨーグルトも、ヨーグルティアで豆乳ヨーグルトが簡単に作れます。市販のヨーグルトでもOKです!
- 豆乳ヨーグルト
- 豆乳
- 甘酒
▶︎ヨーグルトと豆乳を1:1の割合でミキサーに入れる。甘酒はお好みの量(コップ1杯に大さじ2程度)とレモン汁があれば数滴入れてブレンドする。
“豆乳甘酒”が代謝を上げるとテレビ(その原因Xにあり)で放送されていました!HIDEOUT
酒粕甘酒
米麹をアルコールで発酵させてできた酒粕をお湯で溶き、砂糖を加えて作ります。
こちらは、アルコール分が含まれているため、アルコールが苦手な方は注意が必要です。また、砂糖が入っているのでカロリーが高いです。
甘酒の健康効果
▼米麹甘酒の健康効果
1)アレルギーの予防
一部のアレルギー反応は、カテプシンBが関与していることが知られています。この、カテプシンBの活性を阻害する成分を、麹菌が複数産生する事が分かっています。
2)腸内環境を整える
甘酒には「食物繊維・オリゴ糖」が豊富に含まれています。腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整えてくれる効果があります。便秘予防にもなります。
3)美肌効果
米麹には、古くから美白作用があることが知られていました。美白成分は「酒を造っている杜氏の手が白いこと」から発見されました。麹から発見された化合物に「コウジ酸」という物質があります。これは、1988年に美白剤として有効成分として厚生省から承認を得ています。
4)抗酸化作用
麹には抗酸化作用が確認されています。活性酸素は「生活習慣病・慢性疾患・老化・癌」などの原因になります。
5)疲労回復
米麹由来のビタミンB群が含まれています。ビタミンB群による疲労回復効果が期待されます。
6)免疫力アップ
免疫細胞の約60%が腸にあります。そこに集まっている免疫細胞を善玉菌が活性化します。腸内環境を整えることから「免疫力がアップ」すると言われています。
米麹には、麹菌が産生する機能性成分が含まれています。
米麹甘酒には、この機能性成分の多くが含まれているため、米麹甘酒を飲むことで効果が期待されます。
▼酒粕甘酒の健康効果
1)ダイエット効果
マウスの実験で、甘酒を餌に混ぜて摂取させたマウスは、体重の増加が抑えられました。また、血中の中性脂肪も抑えられることが確認できました。
2)血圧上昇抑制
マウスの実験で、甘酒を餌に混ぜて摂取させたマウスはマウスは、平均血圧が低く抑えられていました。
最後に
健康にいい甘酒ですが、飲めば飲むほど体にいいという訳ではありません。
やはり、適量がありますので気をつけてください。
砂糖の代わりとして、料理やスイーツにまた、ドリンクなどバリエーションが豊富ですので色々と試してみる価値があると思います。
甘酒で、いつの間にか「美容と健康」を手に入れているかもしれませんね!