マグネシウムを取るなら「にがり」がおすすめ!

豆腐作りで必須のにがりですが、マグネシウムが豊富で使い勝手がいいいんです!

そこで、今回はマグネシウムの働きや、にがりの使い方について紹介します。

マグネシウムとは

マグネシウムは細胞や骨に広く存在しています。約50~60%が「リン酸塩」や「炭酸塩」としてに存在して、残りの約40%は筋肉神経に存在します。

成人で、体内に約20g~30g存在しています。

マグネシウムの働き

マグネシウムは300種類以上の酵素の働きを助けている補助酵素です。

エネルギー産生機構に深く関わっており「栄養素の合成・分解過程・遺伝情報の発現・神経伝達」等に関与しています。

マグネシウムの働き
  • タンパク質の合成
  • 神経伝達の制御
  • 心機能の維持
  • 神経伝達
  • 筋収縮
  • 血圧調節 など

また、英国のエジンバラ大学は「マグネシウムは体内時計にも関与している」という研究を発表しています。

ヒト培養細胞、藻類、菌類で実験し、どの場合に細胞中のマグネシウム濃度が体内サイクルに合せて変化するかを調べました。その結果、マグネシウムは、サーカディアン・リズムを環境の昼夜サイクルに適合させることを助けていることが示されました。
さらに細胞内のマグネシウムは、エネルギー燃焼能力にも影響していることも分かりました。マグネシウムは食物をエネルギーに変換するための酵素を助けるために必須の栄養素であることは知られていましたが、この生物学的な機能を効果的にコントロールする役割も担っていることも示されました。

マグネシウム不足・過剰摂取の影響

マグネシウムが不足すると、不整脈が生じやすくなります。

また、慢性的に不足した場合は、「虚血性心疾患・動脈硬化症」等のリスクが高くなると言われています。

マグネシウム不足の影響
  • 骨粗しょう症
  • 低カルシウム血症
  • 吐き気
  • 心疾患
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 神経・精神疾患
  • 不整脈
  • 食欲不振
  • 下痢、便秘 など
マグネシウムの過剰摂取
通常の食事で過剰摂取になることはありません。マグネシウムを摂り過ぎた場合、過剰分は尿中に排泄されます。
しかし、サプリメント等で通常の食事以外にマグネシウムを過剰に摂取した場合は下痢を起こす事があります。

マグネシウムとカルシウムの関係性

 

骨粗しょう症にならないために「カルシウム」を摂取している人も多いかと思います。

ちょっと待ってください!

カルシウムを摂りすぎると、逆にカルシウムが不足するんです。

その理由は、マグネシウム不足です。

カルシウムとマグネシウムはの比率は2:1がいいとされています。

最近では1:1がいいとも言われています。

カルシウムの代表的存在である「牛乳」の比率は…なんと10:1なのです!

これは非常にアンバランスと言えます。

牛乳に含まれる「リン」が体内のカルシウムと結びついて、体外へ排出されます。

牛乳には多くのカルシウムが含まれていますので、血液中のカルシウム濃度が急激に高ります。

すると、正常値(2:1)の比率を保とうとして、余分なカルシウムは排泄されます。

したがって、乳製品を多く摂取する国は骨粗しょう症が多いです。

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せっかく牛乳でカルシウムを補おうしても、カルシウムは摂取されるどころか排出されるという残念な結果に。

そして、そもそも牛乳は体に悪い飲み物です。

詳しくはこちらの記事に書いてあります。

マグネシウムを多く含む食品

マグネシウムは、大豆製品、魚介類、海藻、木の実に多く含まれます。

食品100g当たりのマグネシウムの含有量 単位:mg 

食品名 mg
しらす(半乾燥) 130
豆味噌 130
油あげ 130
イワシの丸干 100
あさり 100
納豆 100

マグネシウムは、食品やサプリメントからも摂取できますが、お手軽に摂取できる「にがり」は最適です!

にがりには血漿中の成分比に近いバランスでミネラルが含まれています。

さらに「カルシウム・鉄・ 亜鉛」等、体の機能維持に不可欠なミネラルも多く含まれています。

にがりの使い方は簡単で、ご飯を炊く時や味噌汁に入れるだけです。

他には、カレーやミネストローネ等に入れるだけでマグネシウムが摂取できるため、材料を考える必要がありません。

◎おすすめのにがり

こちらのにがりは、100ml当たりのマグネシウム含有量は5588mgと多いにがりになっています。

豆腐を固めるだけではなく、にがりは健康維持の為に水に入れて飲んだり、お風呂に入れたりと様々な活用方法があります。

お手軽にマグネシウムを摂取できるため、にがりを普段の料理にちょい足して健康維持に努めてはいかがでしょうか。