【菌活】不調を解消!体調管理は腸内環境から

年々健康意識が高まる中、腸内環境を整えて健康な体を手に入れる「腸活」や「菌活」という言葉が聞かれるようになってきました。

ここ数年では「腸と脳」そして「健康と腸内細菌」の関連性についても研究が進んでいます。

腸内にある”菌”を見直して「菌活」で健康を手に入れましょう!

良い腸とは

腸内には約1,000種ほどの腸内細菌が共生しています。

数は約100兆個ほどで重さは1kg〜2kgあります。

人間の細胞が約60兆個なのではるかに多いことが分かります。

そして、良い腸とはズバリ!腸内細菌のバランスが良好」であること!

腸内フローラには多くの種類がありますが「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」の3種類に分かれます。

割合は「善玉菌2悪玉菌1日和見菌7」が理想と言われています。

これには、便のチェックが大切です!

便秘や下痢を繰り返したりするのは、食生活に何らかの問題があると考えられます。

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便は食生活の成績表です!

菌活5つのメリット!

病気や体調不良の原因は7〜8割が腸内環境の悪化だといわれています。

悪玉菌が多い状態だと、大腸の粘膜が傷ついて穴が空きます。

そこから毒素が血液中に流出して、全身を巡って体に炎症が起きてしまうのです。

▼菌活のメリット

1)免疫力アップ

腸内には、体の免疫細胞の70%が存在するといわれています。
腸内環境を整えることで、免疫力アップが期待できます。
免疫力を高めることで「インフルエンザ」や「感染症」にかかりにくくなります。
また、花粉症を改善したり、がんを予防する可能性もあります。

2)美容効果

小腸で吸収された栄養で血液が作られます。
その血液が全身を循環するので、巡る血がきれいになると言われています。
血液がきれいになると美肌効果髪にも艶がでます。

3)便秘・下痢の改善

腸内の悪玉菌の割合が多いと「便秘」や「下痢」が起こると考えられています。
そのため、腸内環境を整えることが重要です。

4)動脈硬化予防

善玉菌は、脂肪細胞を燃焼させコレステロールを低下させる効果があります。
善玉菌の割合を増やし悪玉菌を減らすことで、動脈硬化の予防につながります。

5)幸福感のアップ

セロトニンという神経伝達物質は主に腸内で作られています。
セロトニンは、精神を安定させストレスを軽減させる効果があります。
腸内環境がよくなると、セロトニンが多く分泌され幸福を感じやすくなるのです。

良好な腸を保つおすすめ食材

腸を整えるため有益な食材はズバリ

発酵食品食物繊維オリゴ糖です!

これらは「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」に分けらられます。

プロバイオティクス
腸で良い働きをしてくれる細菌や酵母のこと。
善玉菌を直接摂取できる食べ物(発酵食品
プレバイオティクス

腸内細菌のエサになって、細菌の増殖を促してくれる食品のこと。
善玉菌を増やす作用がある食べ物(食物繊維オリゴ糖

▼おすすめ食材15選

発酵食品 食物繊維 オリゴ糖
ヨーグルト 穀 類 玉ネギ
納 豆 ゴボウ ネギ
甘 酒 キノコ類 バナナ
漬 物 豆 類 ニンニク
キムチ 海藻類 大 豆

腸内環境を整える菌

摂取した菌は、ずっと体内に居続けるのではありません。

消化され体外に排出されてしまうため、菌の効果を得るためには毎日継続して良い菌を摂ることが大切です。

そして、同じものばかり食べ続けると食事のバランスが悪くなることがあります。

菌を組み合わせることで相乗効果が期待できるものもあるので、様々な食材をバランスよく食べることが大切です!

菌類(キノコ類):美肌・調整作用
食物繊維が多く、アンチエイジングに効果的な抗酸化成分を含んでいます。
【主な食品】しめじ・まいたけ・エリンギ・しいたけなど

麹菌:消化吸収を助ける
麹菌が作り出す酵素には、でんぷんやたんぱく質を分解する働きがあります。
【主な食品】甘酒・塩麹・味噌・醤油など

乳酸菌:整腸作用・抗アレルギー効果
腸内細菌のバランスを正常化したり、免疫力アップが期待できます。
【主な食品】チーズ・ヨーグルト・ぬか漬け・キムチなど

納豆菌:骨の強化・血液サラサラ効果
納豆菌を摂取すると、骨を丈夫にする「ビタミンK」が腸内で産生されます。

▼酢酸菌:内臓脂肪の減少・血圧及び血糖値上昇の抑制
酢酸菌が作り出す「酢酸」は、脂肪の合成を抑制し、分解を促進させます。
【主な食品】米酢・穀物酢・黒酢・バルサミコ酢など

▼酵母菌:便秘解消・血糖値上昇の抑制
余分な糖質を体内で分解したり、腸内で善玉菌のエサとなり腸内環境を整えます
【主な食品】ワイン・ビール・日本酒・パンなど

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腸内細菌というと乳酸菌やビフィズス菌が有名ですが、腸内細菌の中でも”酪酸菌”が話題になっています。酪酸菌については次回ご紹介します!

最後に

時代は育菌です!

自分の菌をいかに育てて活用できるのか。

腸が変われば体が変わる

腸を制すれば健康を制する

菌活で健康を目指しましょう!

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