【体質改善】花粉症にはビタミンD とオメガ3

花粉症のシーズン(杉とカモガヤ)になると、体に悪いと分かりながらも毎年注射を打っていました。

それぐらいひどい花粉症だったのです。

雨が降っても、窓を閉めて一歩も部屋から出なくても花粉症の症状は変わりませんでした。

また「ヨーグルト」や「納豆」などの発酵食品を毎日食べても変化はありませんでした。

振り返ると”時間”と”お金”をムダにして、さらに花粉症のせいでパフォーマンスが低くかなり損をしたと感じています。

そこで、花粉症に振り回されない人生を送るための食生活を紹介します。

花粉症の問題は花粉ではない

花粉症はズバリ炎症です!

目や鼻の粘膜の炎症なのです。

主な炎症物質
☆ロイコトリエン(鼻水)
☆トロンボキサン(鼻づまり)
☆プロスタグランジンD2(鼻を過敏)
花粉症の薬はこれらの症状を抑えているだけで、花粉症そのものを治している訳ではありません。
そして、花粉症は花粉が問題なのではなく、自分の体内の炎症物質が問題なのです!

体内で起こる過剰な炎症反応が花粉症を引き起こしています。

花粉症を引き起こす原因

炎症物質の原因はオメガ6です!

紅花・大豆・ごま油など、ほとんどの植物油はオメガ6になります。

オメガ6は「炎症促進作用」「アレルギー促進作用」があります。

オメガ6から作られる、アラキドン酸はロイコトリエンという物質を作ります。

これは、異物が入ってきた事に反応する役割があり、かゆみの強さはヒスタミンの1000倍もあります!

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花粉症はオメガ6の取りすぎによる食原病です!

油についてこちらの記事に書いてありますので参考にしてください。

花粉症を改善するオメガ3

オメガ6という植物油は多価不飽和脂肪酸で、脂肪酸名は「リノール酸」です。

オメガ3も多価不飽和脂肪酸です。

植物油の脂肪酸名は「αリノレン酸」(しそ油・えごま油など)

青魚に多い「DHA」と「EPA」もオメガ3に属します。

オメガ6とオメガ3は同じ多価不飽和脂肪酸ですが、体内では正反対の働きをします。

前述しましたが、オメガ6は炎症促進作用アレルギー促進作用があります。

そうすると、オメガ3は抗炎症促進作用抗アレルギー促進作用があるということなんです!!

オメガ3とオメガ6の理想のバランスは1:1〜4ですが、私たちは1:20〜50と非常にアンバランスな比率になっています。

これでは炎症促進とアレルギー促進で花粉症になるのもなっとくです。

オメガ6を減らしオメガ3をを摂取する!

オメガ3の注意点

せっかくオメガ3を摂取したのに不健康になっては元も子もありません!

そこで、いくつか注意点を挙げておきます。

DHA・EPA

青魚に多く含まれる成分です。

油(魚油)に含まれているため、焼き魚より刺身がおすすめです。また、缶詰も汁に油が溶け出ているので汁を捨てるのはもったいないので調理に使いましょう。

そして、養殖ではなく天然の物を選んでください!

養殖物は「抗生剤・抗菌剤・ホルモン剤」が使用されています。

生体濃縮の観点から、大型の魚より小型の魚を食べましょう。

余談ですが、海洋汚染について少し触れておきます。

化学物質(ダイオキシン ・PCB・DDTなど)

ダイオキシンは遺伝子に突然変異を起こし、奇形ガンを引き起こす猛毒物質。ベトナム戦争で枯れ葉剤として使用

重金属

水銀やカドミウムなどの重金属は「カネミ油症水俣病イタイイタイ病」などを引き起こしている

放射性物質

生活排水

αリノレン酸

えごま油・しそ油・アマニ油などに多く含まれます。

熱に弱いためで食しましょう。また、低温圧搾の表示があり遮光性の高い色つきのの物を選んでください。

開封したら冷蔵庫に保管してください。

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ペットボトル入りもよくありますが、プラスチックの有害物質が溶け出して油に混ざっている可能性も高いです。

青魚は養殖より天然物

大きな魚より小さな魚を選ぶ

油は低温圧搾の瓶入り

αリノレン酸は生で

おすすめの油

オリーブオイルはオレイン酸が多く(70%)熱に強い油です!炒め物やドレッシング、パンにつけて食べるといいでしょう。

米油は、オレイン酸42%:リノール酸37%で抗酸化力が高いトコトリエノール(ビタミンEの一種)が含まれています。炒め物や揚げ物、ドレッシングにも使えます。

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こめ油より少し価格が高いですが菜種油もおすすめです!

えごま油は、熱に弱いため加熱調理には不向きです。そのままティースプーンで1杯飲むは「かける・つける・まぜる」など、でいただきましょう。

炒め物には”オリーブオイル”か”こめ油”

炒め物・揚げ物には”こめ油”

ドレッシングなどそのまま生でいただくのは”えごま油”

花粉症を改善するビタミンD

ビタミンDはカルシウムに作用して骨を強くすることで知られていたビタミンでした。

それだけではなく「脳・心臓・腸・血管」など身体の臓器を形成する細胞に、直接働きかけるホルモンのような役割も担っています。

ビタミンDは免疫システムに効果があります。

アレルギー症状を鎮静化させることも分かっています。

ビタミンDを多く含む食品は「アンコウの肝・シラス・イワシ・イクラ・すじこ」などの魚介類に多く含まれます。

きくらげや干しシイタケなどの乾物類にも含まれます。

天日干した物ではなく、機械乾燥させた物にはビタミンDは含まれません。

ビタミンD不足は世界で取り上げられている問題です。

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なんと、世界で約10億人が血中のビタミンDが低いと推定されています!

控える食品

アレルギー促進作用があるオメガ6の他に「グルテン」と「カゼイン」も控えるようにしましょう!

オメガ6はほとんどの植物油に含まれています。そのため、おすすめの油を使うようにしてみましょう。

グルテンは小麦に含まれるタンパク質の一種です。アレルゲンであるとともに、腸の粘膜にダメージを与えます。

小麦製品の「ラーメン・パン・うどん・パスタ・ピザ」を控えましょう。

カゼインは、牛乳やヨーグルトなどの乳製品に含まれている「リンタンパク質」の一種です。グルテン同様に、アレルゲンであり腸の粘膜にダメージを与える物質です。

ヨーグルトは腸にいいのでは?

そう思うかもしれませんが、腸にとってよいのは「乳酸菌」であり「ヨーグルト」でありません。

我が家では、牛乳から作るヨーグルトではなく「豆乳ヨーグルト」を作って食べています。

豆乳ヨーグルトにオメガ3が豊富な「チアシード」を入れて「えごま油」をかけて食べています。

まとめ

◎オメガ6の摂取を控えオメガ3を積極的に取る

◎ビタミンDを摂取する

◎グルテン(小麦)とカゼイン(乳製品)を控える