
日本の農薬は世界の流れと逆行して規制緩和のが進んでいます
ラウンドアップ(除草剤)は、WHO(世界保健機関)が発癌性を認めていて
発癌性の危険があるためEUなど各国で使用禁止又は規制が行われています
こちらの記事に、農薬の規制緩和について書いています
国内のサンプル調査で3歳児の尿中に「有機リン系農薬」の代謝物が100%
ネオニコチノイド系農薬の代謝物が79.8%の割合で検出されています
今、”ネオニコチノイド系農薬”との関係性が注目されています
毒性が強いネオニコチノイド系農薬とは
蜂群崩壊症候群がネオニコチノイド系農薬の影響している事で注目されるようになりました
蜂群崩壊症候群って?HIDEOUT
蜂群崩壊症候群(CCD=Colony Collapse Disorder)とは
ミツバチが大量に巣から失踪する現象で
ネオニコチノイド系の農薬が蜂の神経系に作用してミツバチ大量死の原因になりました
問題はミツバチが死んだ事だけではなくミツバチは「受粉媒介者」であるという事
ミツバチが減ってしまうと植物環境にも大きな影響を与えてしまいます
ミツバチがいなくなると、どれくらい影響があるの?HIDEOUT
世界の食料の90%をまかなっている「100種類」以上の作物種のうち「70%以上」がミツバチを経由して受粉しています
作物の受粉にはミツバチが必要なんです
農薬(ネオニコチノイド)を使用→ミツバチがいなくなる→作物が受粉しない→農家大打撃→食糧危機
このような負のスパイラルになります
ミツバチ問題は海外だけではなく、日本でもミツバチ被害は広がっています→ミツバチ被害
「蜂群崩壊症候群」や「子どもの脳や神経などへの発達神経毒性」があるとの科学的見解を発表した事により
2013年EUで使用禁止
その後、韓国・カナダ・アメリカでも規制対象になりました
もちろん日本も規制だよね!HIDEOUT
ネオニコチノイド系農薬は最大で2000倍緩和されました!
2000倍緩和です!
ネオニコチノイド系農薬の特徴
①神経毒性
神経路を異常にして昆虫を殺します
②高い浸透性
野菜や果物の中に浸透して食害する害虫を殺します
③高い残効性
殺虫効果が長く続き農薬散布の回数を減らす事ができます
ここで特に気なる点は
この農薬は、作物の内部に浸透しているので表面を水で洗っても落ちないという事
水に溶けやすく生態系を壊す恐ろしい農薬なんです
毒性が強く使用禁止している国もあるのに「日本の基準値」が異常に高い
人体への影響
ネオニコチノイド系農薬は人体に影響あるの?HIDEOUT
環境問題だけではなく「人体」にも影響はあります
■子供の発達障害(自閉症・ADHD)
お腹の赤ちゃんや子どもの脳の神経回路形成に、大きな役割を果たしているのが「アセチルコリン受容体」です
アセチルコリン受容体に、ネオニコチノイド系農薬が作用して発達障害を引き起こす事が懸念されています
■神経系への影響
神経機能は細胞から細胞への信号伝達により成り立ちますが、ネオニコチノイド系農薬が作用すると、細胞間の伝達がうまくいかず、障害が起こります
■亜急性中毒
1ヶ月〜3ヶ月程度の比較的短期間に繰り返し毒性成分に曝されることで生じる中毒のこと
■急性中毒
循環器系異常・痙攣やめまい・意識障害などの中枢神経系異常・呼吸器および消化器系の異常が報告されています
生き物を殺す毒を浴びて育った野菜を食べればその毒を自分の体に取り入れる事になる
日本の農薬
日本でよく使用されている農薬は3つあります
- ネオニコチノイド系
- グリホサート系
- 有機リン系
ネオニコチノイド系は、脳に作用して神経を興奮させ続ける事で虫を殺す農薬
グリホサート系は、草が育つのに必要なアミノ酸生成を止めて枯らせる農薬
有機リン系は、神経系・呼吸器系に作用して虫を殺す農薬
どの農薬も危険にも関わらず”日本の野菜=安全”
そう思っている日本人が多いという事が事実です
この安全神話が崩壊して非常に危ないという危機感を持ちましょう!
消費者一人ひとりの意識が変わらなけば、このまま危険な商品が店頭に並ぶでしょう
健康は「何を食べるかではなく、何を食べないか」です